ホビヲの映画感想画

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Cruella (2021)

みなさん、今夜は2021年公開の『クルエラ』。クレイグ・ギレスピー監督が贈る、ディズニーの悪役クルエラ・ド・ビルのオリジンストーリーでございます。

物語は、1970年代のロンドンを舞台に、若き日のエステラ(エマ・ストーン)がファッション界で名を馳せる過程を描いています。彼女は、冷酷なファッションデザイナー、バロネス・フォン・ヘルマン(エマ・トンプソン)に弟子入りし、次第にその影響を受けながらも、自らのスタイルと復讐心を燃やしていくのです。

見どころは、その圧倒的なビジュアルとファッションセンス。特に、バロネスとの対立を通じて繰り広げられる華やかな衣装やスタイリッシュな演出は、まるでファッション雑誌から飛び出したかのようでございます。また、サウンドトラックには70年代の名曲が散りばめられており、観る者を一層引き込む要素となっています。

エマ・ストーンの演技も素晴らしく、彼女はクルエラの魅力と狂気を見事に表現しています。一方で、エマ・トンプソンが演じるバロネスも強烈な存在感を放ち、二人の女優が織り成す緊張感ある関係性が物語を盛り上げます。

本作は単なる悪役の誕生物語ではなく、自己発見や復讐心、人間関係の複雑さについても深く掘り下げています。時にはコミカルでありながらも、暗い過去を抱えるキャラクターたちの心理描写には思わず考えさせられます。

さぁ、みなさん。この『クルエラ』、スタイリッシュな映像と深いテーマが詰まった傑作でございます。ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。