近所のカフェでお茶していたら怖いおばさんが隣の席にきた。お客さまだと言わんばかりの高圧的な態度。辛かったので早めに店を後にした。ゆっくりするつもりだったのに。やれやれだ。
家に帰ってテレビをつけるといつものように戦争のニュース。報道では攻め入る国に住む人の多くが悪い人のような錯覚に陥る。じっさいはそんなことあるはずないのに。良い人もいれば、悪い人もいるはずなのに。
ポール・バーホーベン監督が描く戦争映画はまさしくそれ。敵味方の両陣営それぞれに善人悪人が入り混じり、騙し騙される展開。素直な私は騙されまくって笑ってしまった。
後半の「こいつは嘘つきです!」「しょうがないよね。戦争だもの」というやりとりが印象的。
戦争がない世界を願いつつ。であれば自分は、カフェで隣に座ったおばさんと仲良くできたのだろうか。それすらできないのにこの世に平和は訪れるのだろうか。そんなことを考えてしまった。