世界のエネルギー供給に革命を起こす発明も、リスクがあると悩む女性科学者。彼女が頼ったのはチャーリーズ・エンジェルだった。カフェでお話し中、いきなりT1000みたいな人が襲ってくる。発明を兵器として悪用しようと企む勢力が現れたのだ。エンジェルたちは無事発明を守り、世界を危機から救えるのか。
大ヒットした前作のリブートではなく、その流れを踏襲した続編。ただし、時は流れ、作品テイスト・ターゲットは大きく様変わりしている。それは冒頭のセリフ「女はなんだってできる」にも表れている。本作のエンジェルは、前作のようにおバカでお色気満点なキャラではない。自立した闘う女性たちだ。ちなみに敵は全員「男性」で、チャーリーはまさかの「女性」である。男女によって作品評価は二分されるかもしれない。これは、女性の女性による女性のための映画なのだから。それを理解するとめちゃくちゃ意義深く、痛快な作品となる。
科学者を演じるナオミ・スコットがすごく素敵。『ブレードランナー2049』のジョイかと思ったら人違いで、『アラジン』のお姫様役の人だった。
最後、スパイになるためにたくさん訓練してたので、ちゃんと続編作ってほしい。願わくば、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの三人も登場いただき、新旧エンジェルで世界を救ってほしい。カッコいい女性が主役の映画はもっとたくさん作られるべきだと思うので。