失敗続きで崖っぷちのダメダメな麻薬捜査班。組織の大物逮捕のため張り込みを開始。ターゲットはなかなか動き出さず、怪しまれないよう事務所の向かいで唐揚げ屋をはじめる。見様見真似で作った唐揚げが大評判。店は連日大行列ができる。しかし、お客さん対応で張り込みは疎かになってしまう。
本末転倒な展開、コントみたいで笑える。ウディ・アレンの『おいしい生活』もそんな話だった気がするが、本作はストレートに笑わせにきてる。唐揚げ店が繁盛する中、目的を忘れるな!とメンバーを叱る班長。そこにお客さんからの電話。
「こんなのはじめてだ、これはカルビかチキンか。はい、スウォンカルビ味チキンです。団体様で、3時、はい、大丈夫です!」
流石にここで、笑ってしまった。
韓国エンタメの勢いはやはり凄い。世界市場に打って出て結果を出している。韓国映画がアカデミー作品賞をとり、Netflixで韓流ドラマがランキングを独占し、若者が韓国アイドルにハマっているのを見ると、日本エンタメとの差はどこで開いてしまったのかと考えてしまう。
内需があったため海外に打って出るというマインドが弱かったのだろうか。難しいことはよく分からないが、盛り返してほしい。願わくば、『シン・ウルトラマン』や『シン・仮面ライダー』でオスカー獲ってほしい。